【月一ワンコイン哲学講座】
空間と場所の哲学
◆ 目的:
生活のなかで活きる哲学を身につけるうえで、最も身近にある主題のひとつが「空間」あるいは「場所」である。私たちが身体を持った存在者であるかぎりは「空間」や「場所」のどこかに必ず居なければならない。これにはただ物理的な意味だけでなく、社会的‐政治的な意味も含まれてくる。特に〈居場所〉は、この世界や社会における自分の生きる意味(実存)や社会的マイノリティの生きやすさを求めるうえで避けて通ることのできないトピックである。ここでは自分の生に引きつけながら「空間」と「場所」について考える基礎力をつけることを目指す。
◆ 目標:
・〈空間〉と〈場所〉について、その違いや関連する概念群を説明できるようになる。
・社会を構成する〈空間〉や〈場所〉について、その意味や機能、社会的な価値にどんなものがあるかを説明できるようになる。
・社会のなかに実際にある個別の〈空間〉や〈場所〉について、その意味や機能、社会的な価値を分析することができるようになる。
◆ 定員:8名
◆ 授業計画:
【了】1回目(4月22日) :オリエンテーション&アンリ・ベルクソンの空間批判について
【了】 2回目(5月27日 ):モーリス・メルロ=ポンティの身体‐空間論について
【了】 3回目(6月24日 ):ハンナ・アーレントの場所論について
【了】 4回目(7月29日 ):オルデンバーグのサードプレイス論について
【了】 5回目(8月26日 ):ミシェル・フーコーのヘテロトピア論について
【了】 6回目(9月30日):社会的マイノリティと〈居場所〉の問題
7回目(11月25日):没場所性について
8回目(12月23日):ゲオルグ・ジンメルの『橋と扉』を通して、場所と場所の〈あいだ〉について考える
9回目(1月27日):ゲオルグ・ジンメルの〈よそ者論〉について
10回目(2月17日):場づくりの実践について
※予定を変更する可能性もあります。
◆ 料金:各回 500円
◆ 申し込み:
以下のアドレスに「お名前」「メールアドレス」、メッセージ欄に「授業名:空間と場所の哲学」、「受講を希望する時間帯のアルファベット」、「短めの自己紹介」を記入して送信してください。折り返し確認の連絡させていただきます。
teki-juku.2nd_house[あっとまーく]ymail.ne.jp
受講者数が少ない場合、日程調整の相談をさせていただくかもしれません。そのときはご協力をよろしくお願いいたします。